カバラ数秘術のBlog

静岡在住の数秘術カウンセラーによる、数秘術やスピリチュアリズム、メンタルケアのいろいろ

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ライフパス9さん。

こんにちは。

本題に入る前に、数秘術の数字の種類についての解釈について、先に説明をさせてくださいね。

まず、数秘術って、生まれた誕生日の、年、月、日の数字を一つ一つ、一けたになるまで出した数字が、メインの数、になります。
その際、11、22、33になったら、一けたにはしません。
そしてぞろ目の2ケタの数をマスター数と呼びます(鑑定者のリーディングスタイルによってはマスター数のすべて、あるいは33を認めなかったりします)

こうして出たメインの数字ですが、これも呼び名がさまざまです。
私は、ライフパス(Life Path)数と呼んでいます。
というのも、この数からわかることと、この言葉の意味がぴったりだから、です。
私の場合、33も含めて、ライフパス数は全部で12種類とみなしています。

ライフパス数の出し方

ところで、数秘で自分を知りたい場合、ライフパス数だけでは無理です、できません。
12分の1の数字だけでは、全然情報が足りないんです(と私は思っています)。

というのも、このライフパス数というのは、魂の自分が今生ではどう生きるか?生きたいのか? そういう理想や目標(道)を暗示している数だから、です。
ですから、高齢にでもならない限り、もしくは子供の頃から自分の裏表を自然に理解できている人でない限り(マスター数さんには多いです)、普通はライフパス数の状態がぴったり当てはまりません。
若いうちはみんな、道半ばの、未完成で未熟な状態だからです。

その場合ライフパス数が語る象意は、むしろ、自分が一番不得意だったり、したくないことだったりします。
しかも、未発達なだけでなく、自分の内面(知性や理性、愛情)を向上させようという努力を怠っている場合、ライフパス数のプラスの状態とはますます遠のいていってしまいます。

特に、過去の、辛い経験を"昇華"できず、いつまでもそれにこだわってしまってたり、劣等感やコンプレックスを自ら解消しようとしていないかたほど、ライフパス数(理想=充実した幸せな人生)から程遠くなっています。
それだけではなく、運気(タイミング)もずれてしまいます。
本当は最高に活躍できる良い運気なのに、その運気のパワーの「強さ」がプラスに出るどころかマイナスの、裏目に出たりします。

一番良い運気(時期、出来事)なはずが、その人の場合、最悪の運気(時期、出来事)にさえなってしまいます。


ということで数秘的には、自分のライフパスがどんな数で、どういう事柄を暗示しているのかを知り、しかも実際に実行していくことはとってもとっても大事と私は思っています。

早い段階から、よりライフパス数的な生き方を心掛け、ライフパス数が示す潜在能力を活性化していけば、「内」と「外」の自分が一致しやすくなります。
すると不満も悩みも減りますし、自分のしたい事を見つけ、イキイキと楽しめます。
自分にぴったりな"居場所"もわかって選べるので、類は友を呼ぶ、で対人関係も良好になります。

ですが。
実は人によって、同じライフパス数でも、導き出せる答えは異なります。
それは、数秘術では(私のスタイルでは)ほかに、過去数、未来数(or 課題数)などと呼ばれる、他にもいろんな種類の数字がありまして、それらの組み合わせからリーディング(分析)するんですね。
占星術でも太陽(数秘でいうところのライフパス数)、月や水星、金星、木星などの星の組み合わせでリーディングしますが、それは数秘術も同様です。


前置きが長くなりましたが、なのでライフパス数一つだけでは正確な鑑定はできない、と私は断言しています。
もし一つの数字だけで「当たる性格占い」をしたかったら、むしろライフパス数ではなく、過去数で読んだ方がよほど当たるでしょう(ただし年齢や、マスター数かどうかにもよると思います)。

が、過去は過去、です。
過去数的な生き方を生涯続けようとするのも誤りで、自然で健康的で理想なのは、ライフパス数の示す自分になること、です。
さらには、マスター数をリーディングする際も、いくつか気をつけたいルールみたいなものがあります。

それとこれも大事なことなのですが、数秘術もそもそもカバラ(哲学や思想)の中の、一つのカテゴリー。

本来のカバラは「人がより良く生きるための教え」であり、その中にセフィロト(生命の樹)のセオリーがあったわけです。
そしてセフィロトは、霊的な進化成長を示す図、と考えられています。
という風にどんどん突き詰めてゆくと、数秘術と霊的真理(スピリチュアリズム)は、根っこの部分でつながっているんですね。

ということで。
数秘術は知れば知るほど、こんな風に奥が深いのですよ~(笑)
単なる「占い」の範疇を超えてるんです。


*********


で、ようやく本題に(笑)

先日のこと。
メールリーディングのセッションを受けてくださったお客さまから、丁寧に書いてくださったメールをいただきました。

インスパイアされる点がいくつかあり、ご自身のそういった側面と向き合いながら、じっくりと対話をされたようでした。
そうしてご自身の中の「霊性と呼ばれる、眠れる宝石の原石」を見つけられたようでした(実は私が数秘術のセッションで一番したいことは、このお客さまが自発的にされたこういうワークのような、「気づき」のサポートです)

ところでこのお客さまはライフパス数が「9」さん、でした。
そこで戴いたメールにお返しする形で「9」の解釈について補足させていただきました(ここからそのお客さまにご了解いただいた上、内容の一部を手直ししてここに掲載してみます)


まず個人的には、ライフパス9さんたちは、他の単数のライフパス数さんたちよりも、内省的であるように感じています。

自分を甘やかさないと申しますか、下手をすれば批判や手厳しいダメ出しの方がよほど多そうです。
なので自然と、自他に対して、真面目で頑固で厳しくなりがちに。

ミスや失敗のダメージが大きいせいか、それを恐れてなんでもきっちりと完璧に済ませなければ気がすまないような、潔癖症(ひどくなると強迫観念、神経症)・完璧主義になられる場合も。

人の目を恐れ、特に目上(権威、上司、親。自分よりも力がある人、強い人)の顔色を伺おうとします。
叱られたり否定や批判をされないように(=自分が傷つかないように)、褒められたり認められるように(ということは傷つけられなくて済んだ証拠になる。安心できる)、9さんたちはけんめいに「立派な良い人」になろうとします。
嫌なことも笑顔で引き受け、理不尽なことにも目をつぶり、相手に逆らわないことで、その人を不愉快にさせないように気をつけます。
そして、自分が望んでそうしたいからというよりも、そうすることで自分の身の安全を守れるからといった動機で、人喜ばせようとか、役に立つ人、好感をもたれる人、一目置かれる人になろうとします。

そのために、自然と自制心が高まり、内省的・反省的になり、深く深く考えます(悩みます)。
ですがそれが行き過ぎてしまうと、劣等感の塊、みたいになってしまいます。
すっかり自信を失い、権威に怯え、自分を卑下し、自虐的になり、卑屈にさえなってしまうことも。

ですが、数秘をしている私はこう思うんですね。「まさに順調な成長ぶり!」って。

ライフパス9に生まれた場合、聡明で賢く、高潔で大人で立派な人格者であり、差別や偏見がなく、情け深く心優しい人道主義者に、この一生のうちに少しでも近づけることを目指していると私は感じてます。
それには自分に厳しく、おごらず、辛抱づよくコツコツと地道な努力を続ける必要があると思うんです。
「これでいい」「大丈夫」と安心してしまったら(自分に甘えを許したら)、成長は止まるか遅れます。

メールをくださったお客さまも、過去から今に至るまで、とても厳しい道を歩んでこられたようでした。
特に、自尊心を傷つけられるようなご経験もされているようです(しかしこれも、9の「権威」という象意も関係しているように感じます)
でもそれでもあきらめずに、出口を模索されていました。
そうこうしているうちに、努力や辛抱が実り、機が熟し、タイミングが訪れて、そこでようやく見つけられたのだろうと思います。

甘えず頼らず、いばらの道を「がんばれ!負けるもんか!」って自分を叱咤激励しながら、歯を食いしばって生きようとするのが9の道、のようなイメージがあります。
日本語も9は「苦」と音が同じなことから忌み嫌われたりもしていますが、でもこのように数秘的には重なっている気がします。

ですが。
霊的真理の教えからすると、そして数秘術の教えもそうなのですが、9は大器晩成タイプで強運だと思います。
それは9さんたちが、日々こつこつと、徳を積んだ生き方をしてきているから、です。
動機はなんであれ、人に親切にしてきています。
真面目で正義感が強く、自己中心的な発想や行動を戒め、周囲と和やかで円満な関係を築くことに尽力します(あ。私の知ってる9さんは違う!と思ってるかた。 最初の説明を読んでみてくださいね)

ですから、9の理想に近づけた人ほど、人生の後半には、愛情(親しい人たち)、お金や財産・地位・肩書といったご褒美をもらえるようになります。
常識的に考えても、優しくて親切で賢くて頼りになる人が、嫌われて、孤立するなんて考えられませんでしょう?

が、9さんたちの中には「何をやってもいつまでたっても苦しく辛いばかり」と、道半ばで、悲観や絶望の気持ちに負けてしまう人たちもいます。
するとどんどん気難しさが増し、批判的で、何かにつけて嫌味や皮肉っぽく、意地悪で、(自分が嫌いだと人も嫌いになって信じられなくなるから)他者に対して横柄でつっけんどん、ぞんざいな態度を取ったりします。
そうしてどんどん「周囲から煙たがれ嫌われるお年寄り」になってっちゃいます。


数秘がわかると、実は
「9の理想の自分になるためには、人や自分に対して謙虚で控えめになって人にやさしくなるためには、そういう厳しい試練や苦行が欠かせなかった」
「だからこんなに苦しい人生になっていたのか!」
みたいな理由(?)がわかりますし、同時に幸せをつかむためのヒントもわかります。
ただ、それには数秘の鑑定結果だけでなく、それを元に内省のワークと実践、が欠かせません。

そういうワークって、長所も短所も過去も、ありのまますべての自分を認めなければできないこと。
するとその際、不快な過去や失態をまた思い出さなくちゃいけなかったりするので、決して気持ちよくて楽しい作業にはならないはずです。

そしてそれらと対峙するためには、強い意志と、勇気、そして向上心が必須と思います。
9さんたちのすごいところは、潜在的にこれらをお持ちだということです。
先のお客さまもそれらの才能をちゃんと生かしてらして「さすが9さんぽいなぁ」と感心しました。

ところで、9って、図形にたとえると、ほぼ完全な円(9角形)になります。
つまり「9」は、自分を中心とした360度の円。
なので自分や自分に起きること関わる現象すべて(=運命や宿命)を、拒絶せずに(=肯定的に、価値を認める)受け入れるってイメージなんです。
でもこういうのって、9さんたちみたいに、大人の強い精神力がなければできないこと。

数秘では10で完成(完結)、になります。
でもそれは「その次元は(そのセフィロトは)」です。
そして次元(セフィロト)はいくつも永遠に連なっています。
なので10は次の次元の1と重なるので、存在はしているけれども、リーディングでは使いません。

ということは、10の一つ手前にある9が、数秘では実質的に、心の旅の終結・完成 を示してたりします。
他の単数さんたちよりも9さんたちが「大人」なのは、そのせいかも?と思います。

そして9さんたちは、常に、「まだまだだ」「まだ駄目だ」ってご自分に厳しく、努力を惜しまないかたたち。
それは、まだ完全な円ではなく、だけどあともうちょっとだから、それでよけいゴールを焦っちゃってることの表れなのかもしれません。

9さんたちは,自分で自分を追いつめて、心の中は「早く一人前にならなくちゃ」みたいな、なんだかいっつもせっぱつまってるような、そんなイメージがあります。
すると、自然と、そうしたご自身への(努力や我慢への。それとそういう経験によって豊富な智慧をお持ちなことも)自負が強くなると思うんです。
もしかするとそういった自負(努力への)や自覚のせいで、物言いや態度がついつい、「わかったような」上から目線になっちゃいやすいのかな?と思います。

石原慎太郎さんもライフパス9さんなんですが、石原さんはまさにその典型タイプ(9の質が悪く出たタイプ)。
なんだけど、そうした振る舞いの外見とは裏腹に、本当の姿(9の魂)は、高潔で誠実で、とても愛情深いかたたちなんです。
世の中のことを本気で心配し、しかも思ってるだけでなく実際にも行動出来る人たち、です。


私が思う、数秘的な理想の9の振る舞いや人柄のイメージは、悟りを開いた賢人、観音菩薩 です。
何をされても言われても、ふんわりと優しく、温かな微笑みを浮かべながら、うんうんとうなずいている、みたいな。
(ライフパス数は理想の自分を表しますが、でもだからといって100%達成することはありません。 100%は神さまになるってことだから 笑)

でもこういうことって、よほど我慢強くて心が強くなければ、絶対に無理!、できないと思うんです。

9の強さは、人の意見をシャットアウトする頑固さ、意地っ張りな頑固さ、人の上に立って認められようとする権威主義や競争心の方じゃなく、こういう方へと使われた時に本来の観音菩薩の姿になられ、周囲とも本当の自分とも、理想的な関係が結べるのでは?といつも思います。


「どうして私の人生はこんなにつらく苦しいんだろう」と悩んでらっしゃるライフパス9さんが少なくないと、セッションをしていてもそう感じます。

が、人や世間、世間の常識とご自身のライフパスの人生とを、お比べになりませんように。

魂の目が開いて霊格を上げるためには、どうしてもそういう経験が必要になります。
9は卒業間近な魂なので、よけいにハードな経験が多いのかもしれません。

また、9の人生の本当のゴールは、誰よりも強くたくましく優しい、人から愛され尊敬される、立派な人になること、です。

なので少しでもそういう理想に近い自分になれることを心がけつつ、試練や苦難と向かい合っていったら、生きづらさも苦しさも和らぐのでは?と思います。
と同時に、いろんなことがうまく回り始める、と思います。

結果的にすべての経験がいとおしく、ありがたく思え(ポジティブかつ肯定的に受け取れ)、なのでいつも満ち足りた幸せな気持ちでいられるようになると思います。
そしてそうなった時に、感謝の気持ちから、「よし、これからは人を助けてあげよう。社会の役に立つことをしよう」という人生の目標が生まれ、実行に移します。

こうしてようやく本物の「ライフパス9」さんになっていかれるわけですね。