読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カバラ数秘術のBlog

静岡在住カウンセラーが、カバラ数秘術と心のケアについて、気ままに書いています。 ちなみにライフパスは33です。

● 当ブログコンテンツの(出典先を明記しないままの)無断転用・引用は固くお断りいたします ●


 前世と数秘(過去数)とのかかわり


※ ここから下は2014年10月に公開していた再掲記事です

こんにちは。

世界で初めてSpiritualism の知識を世に送り出したのが アラン・カルデック。
(アラン・カルデックの詳しい経歴や情報については、ウィキペディアでどうぞ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%83%E3%82%AF

カルデックは、ミディアム(霊媒師)を通して、彼の指導霊であるルイ9世を中心に、さまざまな高級霊(霊格の高い霊たち)と交信し続け、学んでゆきます。
そしてのちにこれらの知識をまとめ、本を出版されたかたです。
今日のスピリチュアリズム の創始者といっても誤りではないと思います。

ところでその氏の名著、『霊媒の書』の中に興味深い記述があります。
(こちらの本が買える購入先のサイトです ⇒ http://www5e.biglobe.ne.jp/~spbook/
※自費出版なので、ここでしか入手できません

今日は、Spiritualism つまり心霊学をヒントに、カバラ数秘術の『過去数』について書いてみたいと思います。



私が「過去数」と呼んでいる数秘術の数字は(過去数の出し方や解説はこちら)、前世から今世に持ち越した能力や知識、智慧を示していると私は考えています。

ですがその中には当時の信念や"考え癖"も混ざっています。
すべての経験の記憶は、気分や感情、当時の価値観や事情など、さまざまな要因が絡み合って作られ、それが魂の記憶の保管庫に保存されています。
ですから、都合よく必要な記憶=情報 だけを抜き出すことはできません。
すると過去数は、その人の生まれ持った能力や理性や感情の他に、当時の性格や想い癖というのもあって、それらが今生のその人の人格(ライフパス数)に、多かれ少なかれ影響を与えます。

他方で、ライフパス数は今生での生き方や人生、歩んでゆく道(Path)を示しています。
ですから本来は、ライフパス数らしい生き方こそが今生の本当の自分や人生、つまり理想的な生き方や人生を象徴している、ということに。

ところが、特に年齢が若いうちは(ライフパス数が十分に発現していないうちは)、過去数、ともうしますか『過去生』 の想い癖による影響の方が大きいんですね。

そして大多数のかたの場合、過去数とライフパス数の数字は異なっています。
そうしますと、その相違が、ライフパス数としての成長の妨げや障害になりえます。
「したいこと(運命、理想、頭)」 と 「できること(宿命、現実、魂)」にずれが生じ、それが悩み事やトラブル引き起こす原因になりやすいんですね。

年齢が若いうちは過去数優位でも大して問題にはなりません。
が一般的(平均的)には、遅くとも40代を迎える頃には、ライフパス的な生き方や性格に変わり始めていなければ、先ほどのような、"過去の自我" と "現在の自我" との相違や矛盾が葛藤を作り出します。
そうして、不安や不満、悩みごとが生じてゆきます。

ですから40代以降は、できるだけ、ライフパス数の示す気質や価値観を持てていると、つまりそのライフパ数の理想型に近い生き方ができていればいるほど、人生における悩みやストレスが減り、置かれた環境や人生にも満足や納得がいきやすくなります。

例えばある人の過去数は だったとします。

には教養や知識、研究、探究心、哲学、学問といったキーワード(象意)があります。
するとこのかたは過去の人生で(必ずしも一つ前の生 ではありません)、そのような類の仕事や趣味をされてきたと考えられます。
そしてそのスキルや能力がどれほどのレベルだったかは別として、今生ではそれらが、その人が "うまれもった才能や特技、得意分野" になります(そしてこのことは不思議と、実際にご本人も腑に落ちることだったりします)

一方で、ライフパス数は、「理想(なので自分にとって最良最善)の生き方、なりたい自分」を暗示する数。
潜在的な力であり個性でもあります。
宿命、と言っても過言じゃないと思います。

つまりライフパスの力は、単に可能性として蓄えているだけであり、本人が意識して発見し、育てなければ眠ったままになります。
種子も、土に埋め、手間ひまかけて育てなければ開花も、実をつけることもありません。
ですから、ライフパスが語る能力や個性は、今生で開花させることなく終わることもあります。

そしてこれが、過去数とライフパスが示すものの違いです。

ですから、リーディングをする場合は、過去数の能力や経験を使って(手段として)、今生ではライフパス数の自分や人生を発現させる、という風に、過去数とライフパス数を解釈してゆきます。


さて、冒頭でご紹介した『霊媒の書』 の中で、カルデック氏の指導霊であるルイ9世が 「霊は一度記憶したことを絶対に忘れない」と語っています。

この 「一度記憶したこと」 というのは、ほんのわずかでも自分の意識(脳)に浮かんだ経験や情報 といえるかと思います。
つまり、人生で自分の五感を通じて経験したこと(情報、感情、思考)は、たとえどれほど些細なことでもすべて霊体レベルでは記憶されている、という風に解釈できます。

ただ、肉体を離れたあとは、時間の経過と共に、今後の霊的成長に必要な知識以外の記憶は徐々に薄れていくそうです (なので、死後の経過時間が長い霊たちほど、生前の自分の氏名や、特に縁が薄かった親兄弟のことなども思い出せないケースが多いです。ですがそれも高級霊になればなるほど能力のグレードが高まり、必要とあらば古い地上生活の記憶も思い出せるようです)

ちなみに余談ですが、霊能力が発達している人は右脳型の人が多く、そして右脳と長期記憶とは深く関わっています。
ですから、霊能力者には、優れた記憶力の持ち主が多いような気がします。


ということで今生に別の人間として生まれてきても、本体である霊には過去世の記憶がちゃんと残っています。
そしてその記憶が何かの折に今生の肉体(脳)を経由して意識に上り、そこで「練習したり習ったわけでもないのにできちゃう」「なぜか知ってる」、といった現象が起きるのかも?

そしてカバラ数秘術の過去数は、それらを見つけ出し活かすためのヒントと私は考えています。


では「霊媒の書」からお借りしてみます。


カルデック

― 前世では驚異的な才能を見せた霊が、次の再生ではその才能を持ち合わせないというケースがあるのはどうしてなのでしょうか?


指導霊

― その見方は間違いです。
反対に、前世で芽生えた才能を、次の再生時に完成させるケースの方が多いです。
ただ、良くあるケースとして、前世での驚異的な才能を一時的に休眠状態にしておいて、別の才能を発揮させることがあります。

休眠状態の才能は消滅したわけじゃなく、胚芽の状態で潜在していて、またいつか発現するチャンスが与えられます。
もっとも、何かの拍子にそうした才能が直覚によっておぼろげに自覚されることはあります。


と、こんな風に、霊から人間になった私たちは誰もが、前世で培った才能、つまり今生で有利に使える能力(長所、強み)=潜在能力を隠しもっているわけです。

潜在能力は、意識して使わなければ、開花も活用もできません。
けれど、自分にはどういう能力があるのか、実際にはなかなか見つけにくいもの。

誕生日とカバラ数秘術は、そのヒントをくれるものと私は考えています。