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カバラ数秘術のBlog

静岡在住カウンセラーが、カバラ数秘術と心のケアについて、気ままに書いています。 ちなみにライフパスは33です。

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決断

  ■ こんな本読みました   ■ つぶやき


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先日この本を読みました。

決めて断つ (ワニ文庫)

野球の黒田選手の自伝エッセイ?です。
どこかで勧められてたをお見かけし、それで読んでみることに。
ただ、野球のことはほとんど何も知らないので、黒田さんのこともこの本を読んで初めて知りました(すみません)。

内容はほとんどがプロ野球選手の日常やその舞台裏についてと、あとはわずかに黒田さんが野球選手になるまでの経緯についてでした。
私は野球のことは全くといっていいほどわかりませんので、そのあたりは飛ばし気味に読んでしまいましたが、でも全体に読みやすくって、小一時間で読み終わりました。

その中で個人的に印象的だったのは。
冒頭の、黒田選手が、メジャーリーグに残るか、それとも日本(広島カープ)に戻るか、それを決めるのにどれほど迷ったかのシーンでした。

本の言葉を借りれば、一日中、そして毎日、何か月も、考えて考えて考えぬいて、それでも決めあぐねていた黒田さん。
”一分単位で”、コロコロと気持ちや考えが揺れて、答えが変わってたそうです。
しかも、ようやく答えが出せて一度はヤンキース?のオファーを断りながらも、その後すぐに考えが変わって、今度はご自分の方から(ダメ元で)入団を希望されたという。
けれども、そんな黒田さんの心情を理解して快く受け入れてもらえて、それであと一年だけ、メジャーに残れた、のだそうです。

しかし、長年観衆が見守る大舞台で、しかもピッチャーとして活躍されてたかたでさえも、そんな風に迷うんだ?って、私はちょっとびっくりで、でもほっとしました。
自分だけじゃないんだ?って(笑)


もう一つ、印象に残ったエピソードが。

「慣れ」に関わるお話でした。

大リーグは、中4日で試合があるとのこと。
そして試合をするため、アメリカの全国各地に、何時間もかけて移動するのだそう。
時差もあるので、例えば『その日の夜に試合を終えて出発してその数時間後に次の目的地に到着。けれどその時は現地時間で翌朝になってて、2時間仮眠をとってから練習が始まり。。』といった過酷さなのだそうです。
そこが、試合スケジュールにゆとりを持たせている日本のプロ野球界とは違っているとのこと。

そこで黒田さんは日本流に、少しでも身体を休めようとしてしまうとそのままペースを崩れて調子が出ないことに気づきました。
なので、疲れていてもハードスケジュールの方に体を慣らしていくように、改善していかれてたそうです。

と、そこを読んでいて思い出したことが。

ずいぶん前に、清原和博さんを金スマでお見かけしました。
公の場に出てこられたのは一年ぶりとのこと。
それまでは引退や離婚、報道によって荒れに荒れ、経済的にも困窮し。。
ほとんど誰とも連絡を取らず、ほぼ引きこもりに近いどん底生活を自宅で送っていたのだそうです。

そしてそうした状態から抜け出せたきっかけが、大魔神の佐々木さんからのお誘いでした。
清原さんの様子を心配した佐々木さんが、気晴らしになるからって、あるパーティ(引退パーティだったかな?)に清原さんを誘ってくれたのだそうです。

そして清原さんは久しぶりに、人が大勢いる(そして人から見られる)、豪華できらびやかな会場に出かけたのですが、その際、ビビッて足がすくんだのだそう。
それは、一年近くもほぼ一人で自宅に引きこもってたせいで、「外の、社会の感覚をすっかり忘れてしまってた」からだそうです。

私は、清原さんは、豪快で豪傑な選手でらっしゃるような印象をもっていました。
現役時代には、数万の観衆の視線を浴びながら普通にプレーをしていたかたが、しかも試合ではなく友達のパーティ会場で「足がすくんで立ち尽くしてた」なんて。
あの清原さんが???

これもびっくりしましたが、けど他方で、やっぱり「あれほど人でもそういうものなのね?」とほっとしている自分がいました。
目新しいことに慣れるまではだれもが四苦八苦するもの。
でも慣れてしまえば、仮に何万の観衆の前に立って行動することさえも、さほど怖かったり緊張しなくなるものなんですよね。

黒田さんも、『ストレスが少なく、楽な方に慣れてしまうと伸びない。 駒を進めるたびに、そこの環境で一番を狙って、クリア出来たら、もっと上の環境を目指して、そこでまた一番を目指す。 そんな風に繰り返して行ったら、いつのまにか夢だった大リーガーの位置まで昇り詰めていた』と書いてらっしゃいます (高校の時は補欠だったそうです。でもそこは野球の強豪校。 スター選手もいて、目立った活躍はできなかったそうです。 そこから縁あってランキングが少し下めの大学野球に入ったら楽になって。 そしたら力を発揮でき、チームもどんどん強くなっていき、そしてプロ野球のスカウトに目をつけられ、念願のプロになれたそうです)

自分や生き方を変えたら、そこから新しい生活が始まります。
新しい職場、初めての仕事、新しい人間関係、見知らぬ土地。。。
「ちゃんとできるかな?」って不安や緊張がいっぱい。
案の定、新人のうちはミスが多く、先輩や上司にお小言を言われたり、失敗はできないという強いプレッシャーにさらされて。
そうすると、「やっぱ向いていないのかもしれない」とか、「こんなことならあのままにしておけばよかったのかも」「この先も続けられるのかな?」、なんて気持ちが大きく揺れ動くと思います。

ただ、それはどうしようもないことで(悩んでもどうしようもないことで 笑)、けれどしばらく耐えていれば、いつかは必ず慣れるもの なんですよね。
肝心なのは、どれほど、自分で自分のストレスを作らないで済む、発想や行動ができるか?です。
もしもくよくよしたり、いじけてすねてたりすると、それで悩みや不安が減るどころか、むしろどんどん「嫌に」なってしまうと思います。

思うのは、ワンフロアに100人人がいる職場環境で働く人と、2,3人の規模で働く人とでは、よりプレッシャーのかかる場面で強いのは、絶対に前者の方かもしれない、ということです。
それは、人目 が、緊張や不安、プレッシャーの、主な原因だからです。

ということで、一流になりたいとか、成功したかったら、自分の身を置く "居場所" 、つまり「慣れ」は重要だなと思いました。
清原さんみたいにどれほど才能がある人でも、長いこと家に引きこもってしまうと心が弱くなって、しり込みしやすくなってしまう。
すると態度や会話もどこかおどおどして、すると一気にオーラや華やかさも失って、そのほか大勢の人の中に埋もれてしまう、とか。
そしてこれは、普段の自分の行動範囲の中身や広さにも重なるように思えます。

ですから、自分のオーラを輝かせたかったら(生き生きと活躍したかったら)、まずはあえて背伸びして多少の緊張やストレスを抱えつつもグレードの高い環境に入って、チャレンジし、その雰囲気に飲まれなくなるよう慣れていく練習が必要と思いました(結局、認知行動療法が有効ということなのですよね)

ということで、世間で注目されたり活躍している人とそうじゃない人って、度胸の差があるだけで、能力の差というのはもしかするとほんとはほとんどないのかもしれません。
ましてや運の差でもなく。

単に、活躍や成功/一流=慣れ=度胸の差 なのかもしれません。