カバラ数秘術のBlog

静岡在住の数秘術カウンセラーによる、数秘術やスピリチュアリズム、メンタルケアのいろいろ

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霊界旅行(丹波哲郎著)から ー 事故犠牲者の死後の様子(6)

日本のスウェーデンボルグと丹波さんが遺してくれた死後の世界(1)) はじめに&出版までのいきさつ
霊界旅行(丹波哲郎著)から ー 事故犠牲者の死後の様子(2) 戸田武と池田ふみの生涯
霊界旅行(丹波哲郎著)から ー 事故犠牲者の死後の様子(3) 河瀬義行、富井つや、五十嵐博、野村時枝の生涯
霊界旅行(丹波哲郎著)から ー 事故犠牲者の死後の様子(4) 詐欺師、ヤクザの男、高校生カップルの生涯
霊界旅行(丹波哲郎著)から ー 事故犠牲者の死後の様子(5) 何もかも自由な霊界で、個人の真の霊性が現れてくる
霊界旅行(丹波哲郎著)から ー 事故犠牲者の死後の様子(7) 地獄のような場所へ


お借りしている本です。
続 丹波哲郎の死者の書 ― 霊界旅行  中央アート出版


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日を追うにしたがって、24人の行動はますます両極端から両極端へと向かってゆくようだった。

ヤクザ一派と戸田一派の醜い抗争もさらに過激さを加えていった。

河瀬の酒乱ぶり、木下由紀や五十嵐の淫乱ぶりは、坂道を転げ落ちるように底なしの深みにはまってゆくようだった。


その一方で、”素(霊格)”の状態を完成させて、霊界(※ より高級で善な霊たちがいる場所)に渡った者も何人かいた。

最初に姿を消したのは、野村時枝の赤ちゃんで、次は日雇いの山崎だった。

いつもニコニコしているばかりで、「あいつは利口なのかおめでたいのかわからない」とみんなから軽く見られていた男である。
この世界に来ても、彼はまったく目立たなかった。
(地上時代にには)自分で建てた家に両親と一緒に仲睦まじく暮らしているのは知っていたが。


次に野村時枝が消えた。(丹波注ー霊界には何の前触れもなく、突然移動させられるらしい)


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ー 地獄界へ行く者


この段階で、バス事故の犠牲者25名のうち、この精霊界(幽界、中間境)にとどまっているのは、11人になった。

何人かは霊界に上がったと察したが、他に戸田、ヤクザ、詐欺師、河瀬の姿も見えなくなっていた。
私(小松さん)なりの考えでは、彼ら悪行の限りを尽くした連中は、永遠に霊界には渡れず、この界にとどまっているに違いないと信じていた。
しかしどうやらそうではないようだった。

となると、どのような基準で霊界に行ったり、この界に留まったりするのか、私には皆目見当がつかない。
むしろ、早々と霊界にわたっても不思議じゃない、洋裁業の池田ふみが残っている。

(丹波注―戸田たちのような悪霊が霊界にわたることは、金輪際ありえない。霊界には善霊しか行けないのである。
本来、地獄界へ行くべき霊たちがもし霊界に行った場合、胸をかきむしるほどの苦しさで、居ても立っても居られないはずだ。
逆に、霊界の者たちは、地獄界に長い間いることは難しい。
それはちょうど、陸上生活者と水中生活者ほどの違いがあるのだ。

また洋裁業の池田ふみがまだ精霊界にとどまっていることを小松氏は不審がっているが、彼女は善霊であることは間違いないが、残してきた夫や家族(地上生活)への思いや未練を断ち切れず、いわば ”念” が残って、本来の魂本性になれないでいるためなのである)



ー地獄界の様子

精霊界からつながる森を抜けると、ごつごつした岩肌だらけの場所に出た。
その先には果てしなく広い砂漠が広がっている。
人の背丈の三倍ほどの岩山に近づくと、そこにぽっかりと口をあけた洞窟があり、そこから、なんともたとえようがない悪臭が漂っていた。

真っ暗闇を手探りで奥へ奥へと進んでいくと、胸の悪くなりそうな異臭がますます強くなってくる。
そのうち、顔や手足にじっとりと、気持ちの悪い湿気がまとわりついてきた。


100メートルほど進んだ時、突然落とし穴に転落した。
辺りを見回すとそこには、別世界が広がっていた。

薄暗く、そして妙に気持ちが悪く、しめっぽい大気が、嫌な異臭とともによどんでいる。
人間界でいえば、日当たりの悪い路地裏か、闇市の様子に告示していて、粗末で薄汚れた建物がゴミゴミと立て込んでいた。


すると路地から飛び出してきた男の顔を見て私はぎょっとした。
向こうも驚いていた。
その顔つきをなんと形容すればいいのか、人間の顔というより獣に近い相貌で、見るからに醜かった。

衣服も悪臭を放ちそうなほど薄汚れていて、どころどころ破れたり、穴が開いたりしている。
その男だけがこんな顔つきをしているのかと思っていたら、なんと、通りすがりの男も女も同様の面貌をし、同様の身なりをしていた。

そして何組もの男たちが、一層、獣めいた身振りと顔つきを露わに、大声でざわめき、両手を振り回し、小突いたり蹴り返したり、町全体が狂ったように無秩序で、喧噪に満ちていて、ひとかけらの静けさもない。
いったん争いが始めると、どちらか一方を、ひん死の状態になるまで容赦ない死闘が演じられ、はたで見ていても胸の悪くなるようなあさましい姿だった。


ふと見ると、焼け野原の原っぱのような場所で大勢が輪になり、歓声をあげながら、何者かを袋叩きにしている。
恐る恐る覗いてみると、面変わりはしていたが、あのヤクザの男に間違いなかった。
彼は目を血走らせ、口からよだれのようなものをしたたらせながら、狂相を帯びた大勢の男たちに、徹底的に痛めつけられていた。

腹を何度も何度もしつこく蹴られ、そのたびに相手を罵倒するような言葉を叫んでいたが、やがて動かなくなってしまった。
それでもヤクザを、歓声をあげながら容赦なく滅多打ちにし、興奮している群衆の顔は、どれもこれも化け物そのもので、その醜悪さは胸が悪くなるほどであった。


そこを離れしばらく行くと、バラック風の長屋が軒を連ね、悪臭を放つドブ川が軒先を流れている場所に出た。

そして男たちが頻繁に出入りしているのに興味を惹かれ、窓越しに中を覗くと、大広間ののようなところに何組もの男女が折り重なってもつれあい、性の狂宴を繰り広げていた。
男も女も獣めいた面貌をしているだけに、よけい淫猥に見えたし、凄惨でもあった。

案の定という感じで、あの木下由紀や五十嵐博の姿がそこにあった。

とりわけ木下由紀は面変わりしたせいも手伝って、醜悪な一匹の雌獣としか見えず、私は背筋が寒くなるのを覚え、立ち去った。


(丹波注 ― 不思議なことに、外部の者、すなわち地獄界の住民以外の者から見れば、そのように醜悪な面相も、彼等同士お互いの間ではまったく普通の面相に見える)


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そして小松さんはさらに奥深く移動してゆきます。


(続く)