カバラ数秘術のBlog

静岡在住カウンセラーが、カバラ数秘術と心のケアについて、気ままに書いています。 ちなみにライフパスは33です。

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パン職人が小麦アレルギーになる理由


人里離れた山奥で大繁盛している、徹底的に素材にこだわったパン屋さんがあります。
そのパン屋さんのオーナーでパン職人でもある、渡邉格(いたる)さんの著書が今、世界中で人気&注目なのだそうです。
海外からわざわざパンを買いに来る人も少なくないとのこと。

そこで本を読んでみたら、なぜ人気なのかがちょっとわかるような気がしました。

フリーターをして、一発奮起して大学に入り、卒業したのが30歳。
そして社員20人ほどの会社に就職したものの、すぐに仕事に愛想をつかし、悩んでいる時にパン職人になることを決意して退職。
とはいえ31歳で一から修行させてくれるお店は少なくて、それでも決まって働き始めて。。
そして数年ご夫婦で共働きして貯金を貯めてから独立、今に至る、という流れ。

飾らない言葉と気持ちがあちこちにあるのと、苦労話?の裏に身体に優しくておいしいパンを作ろうという情熱と熱意が伝わってきて、読んでる自分も刺激されて「がんばろう!」って気持ちになります。
それから、仕事とプライベートの両立ができていて、そこも魅力的なんだろうなぁと。
打ち込めて自信を持てる仕事を持ち、商いも順調で、仲良しの家族もいて、助け合える仲間もいて、豊かな自然に囲まれた土地でストレスがほとんどなさそう。
私も素直にいいなぁ~と思いました。

ということで、彼の哲学やライフスタイルみたいなのが共感を呼んで、それがお店の繁盛ぶりや本の人気の理由の一つなのかも。

***

さて、この本には他にも面白い要素がいくつかあったのですが、それはちょっと脇においておいて。
気になる箇所があったので、そこを取り上げてみたいと思います。

「働き始めて数か月もすると、気がつけば、鼻がグズグズするようになってきた。
ある日、鼻をすすりながらパン生地をこねていると、Sくんがぼくに話しかけてきた。

「ワタナベさんも、ようやくパン職人っぽくなってきましたね」
「ホント? 手つきが板についてきたのかな?」
「違います。 鼻をすすってるじゃないですか。 パン職人の職業病なんです」
「どういう意味?」
「小麦アレルギーだと思いますよ。 僕は鼻より手のほうがひどいですけどね」

Sくんはあかぎれでカサカサになった手を僕の目の前に差し出した。
「でも小麦アレルギーの本当の原因は小麦じゃないって見方もあるんですよ。
ワタナベさんは輸入小麦のポストハーベスト農薬って知ってます?」

日本で輸入している小麦粉の90%近くは輸入品で、輸入小麦には、船便で出荷する際に殺虫剤が振りかけられている。
輸送中に虫が大量発生するのを防ぐためだといわれている。
この殺虫剤が、収穫(ハーベスト)の後(ポスト)に使われるから、「ポストハーベスト農薬と呼ばれているのだ。

収穫後の作物に農薬を振り撒くのは、日本国内では危険だとして禁じられている。
ところが、これがなぜか輸入品に関しては当てはまらない。
船便で出荷されてから日本に届くまでの約2週間、小麦は、船の上で殺虫剤とともに波に揺られているのだ。

輸入小麦は日本政府がほぼすべての量を一括して買い入れている。
政府は、輸入した小麦を製粉会社に売り渡し(売り渡し価格は政府が決める)、製粉会社は小麦の粒を挽いて(たいていの場合はそれをブレンドして)、小麦粉として販売している。

「国は製粉会社は、小麦粉から検出される農薬は基準値を下回っているし、小麦粉を加工して食べる分にはまったく問題ないって言うんですけどね。
ぼくの知っているパン職人は、だいたいが鼻か肌がやられてますし、ワタナベさんの鼻や僕の手も、残留農薬のせいなんじゃないですかね」
「・・・・・」

ぼくの最後の就職先、「ルヴァン」というパン屋では、国産小麦だけでパンをつくっていた。
そこで働きはじめてしばらく、気がつけば、僕の鼻の調子がすっかりよくなっていた。


私の地元で以前人気のパン屋さんが、突然店を閉めたということがありました。
理由は、小麦アレルギーだと聞いて、私は疑問を覚えました。

というのも、小麦アレルギーは生まれつきのものだとばかり思い込んでいたので。
それで「アレルギーがあるのになぜパン職人になったのかな?」って、不思議に思ってたんですね。

けれど渡邉さんの本を読んで、そういうことだったのかと腑に落ちました。


ところで以前、『小麦は遺伝子組み換えが盛んで、今の小麦は原種とはかけ離れたものになっている。そうした度重なる遺伝子操作がアレルギーを誘発する原因になっている。(ということで)ヨーロッパでは原種の小麦(粉)の良さが見直され人気になっている』というニュース記事を読んだことがあります。

あのプロテニスプレーヤーのジョコビッチ選手もグルテン抜きの食事をしているそうで、それもこれと関係あるのかな?なんて思いました。