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カバラ数秘術のBlog

静岡在住カウンセラーが、カバラ数秘術と心のケアについて、気ままに書いています。 ちなみにライフパスは33です。

● 当ブログコンテンツの(出典先を明記しないままの)無断転用・引用は固くお断りいたします ●


【読後メモ】 育てる人に欠かせないのはとにかく忍耐忍耐忍耐。 次に自制心と向上心

先日こちらの本を読みました。

池上彰が聞いてみた―「育てる人」からもらった6つのヒント

対談形式で読みやすく、他にもヒントや参考になる話がたくさんありました。
職種は違っていても、どんな世界にも共通することのように感じます。
自分の解釈も交えつつ、自分のためにも、ここに記録しておきます。

【王貞治さん】

選手は監督が見ていないと不満です。
部下(目下、弟子)は上司(目上、指導者)に褒められたい、認められたいのです。

自分に関心をもっていることを態度でわからせる(よく目を合わせるとか)
するとあとは自ら自発的にやろうとし始める

スランプに陥ったら、基本に返ること
あれこれ考えるとよけい難しくなってしまう
プロになって12、13年は来る球を追いかけてばかりいました、経験を積むと割り切れるようになる、そうすると迷いがなくなるんですと王さん

来る球をすべて打とうとするのではなく、打てる球に限ってスウィングする
全部打つということは難しく考えることにつながって堂々巡りになってしまい、結局ミスってしまう

池上さんが、王さんは野球道を究めたかただというと、

「まわりの人がどういうかというのは、表現はいろいろあるでしょうが、私のなかにいつもあったのは、「もっとうまくなりたい」という思いでした。
もっと強い打球を打ちたい、もっと大きなホームランが打ちたいと思うから、ひたすら練習をつづけることができました。
バットを振った数では、同じ年代のなかでは誰にも負けないと思っています。

王さんが一番誇りに思うことは、ホームランの数ではなく、ジャイアンツのユニフォームを着て試合に出た数、打席に立った数が歴代選手の中で一番多いこと。
これは自分が一生懸命、「もっと、もっと」と思ってやったことの結果。
だから私にとっていちばんの誇りなんです。


ホークスの監督時代の話。
もっと高い所へチャレンジしようと言ったり仕向けなければ、毎日の苦しい練習を乗り越えさせることはできない。

だから批判や陰口も(他から)言われたりするけれど、監督やコーチという立場にある者はそれも覚悟してやらなければ務まらない。
優しい監督だとかいい先生だといわれるだけで終わってしまっては、あとで「あの人は何も教えてくれなかった」ということにもなりかねない

「だから私は、選手に嫌がられるコーチになれ」といっていた。
その時はわからないかもしれないけれど、いつか、「○○コーチに指導を受けた、あれが私の野球です」とどこかで言ってくれればそれでいい

その時は理解できなくても、何年かあとになってわかってくれ、変化や成長が見えた時は本当にうれしい


【瀬戸内寂聴さん】

『無常観』とは常ならぬということ。
物事は常に変わってゆく 生生流転である
今が非常に悪くても、必ず変わる
今この状態はぜったいに何年も続かない

なんとか今を耐え忍んでいけば、必ず変わっていきますよ
これぞ、究極の楽観主義!?

「(震災になぞらえて)こういう悲劇が二度と起こらないようにするにはどうすればいいか。 子供たちはそれを考えられる人になるためにも勉強をする」

人間の想像力なんてたかが知れている。
(試練や苦労は)自分が味わわないと、自分が経験しないと本当にはわからない。
兼好法師も、「病なき身強き人は友にもつな」と言っている。
だから、身体の弱い人、貧しい人のほうが優しいし、思いやりがある。

(自分や身内の幸せよりも)誰かのために祈る。そういう祈りが届くのです。


【福原義春さん】(資生堂名誉会長)

人間の原理、社会の原理に関することは、本を読まないとわかりません
上司も教えてくれない。
いろいろ読んでいると、ふとした折に知恵が出る。
それが人に驚かれたり感心されて、一種の成功体験になる、
するとますます本を読むようになる

(池上さんが子供向けの番組で漫画家について調べていたらわかったこと)
漫画家も、子供の頃にたくさん本を読みながら、頭の中であれこれ想像する習慣が身についているからこそ、漫画家になって独自の絵を描くことができるようになる
マンガだけでなく本(活字)も読まなければ漫画家にはなれない

TVの世界もそうで、優秀なプロデューサーほど、たくさん本を読んでいる
読書が役立っている

本を読むときはやさしいものばかりではなく、少し難しめのものを
その方が成長を助ける

本というのは活字を追うだけではだめ。
何が書かれているのか考えながら読まなければ目を通す価値がない

読書量が多ければいいわけではない。
読書しながら何を考えるかが問題

ついついすぐに役立つ本を選んでしまいがち、
でもビジネス書やノウハウ本が役に立つのは、出版されてからせいぜい2~3年
千年の時代の試練を経ても現代に残る古典にこそ、「人間の膨大な叡智が詰まっている」


【乙武洋匡さん】

職業選択をする時は、何のために職業を選ぶのかを考えたほうがいい
例えばプロ野球選手なら、「プロ野球選手になる」ことを目的にしてきた人は、入団したとたん、そこがゴールになってしまって緊張が切れてしまう
先生も、「先生になりたい」と思っていただけでは、先生になってから伸びない

なぜ先生になりたいのか、それを突き詰めて考えておくこと
子供が好きだからでは不十分
ならばボランティアで遊びに来てほしいと乙武さん

「先生になりたかったら子供が好きなのは大前提。 その上で、子供になにを伝えたいのか、子供をどういう教育観で日々指導してゆきたいのかという目的をしっかりもつべきです」

先生になりたいと思っているだけではダメ。
先生になって何を実現したいのか。
校長になったらどんな学校にしたいのか
目標は常に遠くに置いて、目の前を直視することです

総理大臣も、なれたらこういうことを実現したいという、明確な目標をもった政治家は、総理になった後に仕事を成し遂げる

子供の頃はみだしていても、大人になってきちんとがんばってる人も大勢いる


【齋藤孝さん】(教育学者)

先生の質問力は大事、それを磨くこと。
生徒にいかに「考える」ことをさせられるか?

先生の言ったことを理解して自分の口からもう一度言える(=再生できる)力をつけることが大事。
それは、再生できない人は自分で考えることもできない、ということだからだ。
再生力が高まれば、考えるという作業に移れる

日本の教育は「考えることが大切」という言葉に絡めとられている。
けれど「考えること」といっていても、具体的にどうやればいいのかは見えてこない。

「まずはきちんと読解できる、人の言っていることがわかる、メモが取れる、自分のコメントがいえるという『技』を身に着けること」
「その訓練を積んでいけば、いざ社会に出たときに、自由に考えていける」

スポーツ選手は技が身についているから自由な活動が可能になる。
まずは基礎を叩き込んでから。
これはすべての世界でいえることだ。


【川口淳一郎さん】(JAXAのはやぶさのプロジェクトマネージャー)

モノづくりにおいて行き詰まったらどうすればいいのか。
その場合は新しいものを作ること。

「いいものを大量につくっていけばどこまでも発展していく」というのは誤解である。
いずれ崩壊してしまう。
どこかで新しいものをつくる方向に転換しなければいけない
そのためには、HOWではなく、WHATが必要。

「提供されている範囲の外に何があるかを見つけられる人材を育成しないと、既存の壁は破れないんです」

「学校の先生には、芸術的なセンスが求められます。
芸術的なセンスとは、教科書に書いてあること以外を探す努力のことです」

人間の能力は若い人のほうが処理速度が速い。
体力もある。記憶力もかなわない。
でも、年とともに成長していくものがある。
それが経験です。

Decision(決定、決断を下すこと)には、度胸だけでなく、タイミングも考慮する必要がある。
その裏付けになるのが経験なのです。

その判断が若い人にはできないので、次の会議まで宿題になって持ち越されてしまう
そして何か月も足踏みして動かない。
ところが、経験を積んだ人が加わると判断ポイントがわかるので、その場合はプロジェクトは進んでゆく

経験はDecision、決定する力、判断する力だ。
経験を積むというのはそういうこと。

人と同じ発想をしていてはダメだ。
伸びない、活躍できない

池上さんは大学で教鞭を取っている。
授業で課題を出してレポートを書かせようとすると、スマホで懸命にデータを探そうとする学生がいた
理系の人は何かを論じる時に必ずデータが必要だ。
でもその時池上さんが求めていたのは、彼自身の考えだった。
すぐに調べてしまうんだなぁと驚いた。
ネットのデータはツールである、
ネットで検索して調べられるようなものはダメだ(個人の創造性は養えない)
それはもう「古い」し、誰かの二番煎じになるからだ。


そしたらタイムリーに、こんな記事を発見。
漱石がうつ病に苦しんだり短命だったのもわかるような気がする。
教師も真剣に職務を全うしようとすれば命がけになるんだな。
生徒も、そして自分の健康も。
親の心、子知らず。
ちなみに漱石の数秘は、9-33-11です。
zasshi.news.yahoo.co.jp