カバラ数秘術のBlog

静岡在住の数秘術カウンセラーによる、数秘術やスピリチュアリズム、メンタルケアのいろいろ

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居場所がある、ということは


幸福度を左右するものはお金ではなく人間関係であることは、心理学の研究や調査で明らかにされています。

私たちは豊かな人間関係=「心が安らぐ場所」があるからこそ、生きる意欲が高まったり、様々な変化や試練・挑戦にも、失敗を怖がらず、全力で挑んでゆくことができるんですよね。
それに生きていけるだけのお金や地位名誉成功は、自分を取り巻く絆や関係が良くなれば、それなりについてくるもの。
逆に、どれほどお金や成功があっても、いっしょに泣いたり笑ったり、自分のダメなところも含め全てを温かく受け入れてくれる存在がいなければ、味気なくてむなしく感じられそうです。

なにより、安心して悩みを打ち明けられる人が一人もいなければ、壁に突き当たったとき、心が弱くなって、ポキリと折れてしまいそう。


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対人関係療法という精神療法が、少しずつ注目されてきているようです。
その第一人者で、普及に尽力されているのが、精神科医の水島広子先生です。

先生の著書も含め、対人関係療法に関する本を何冊か読んでみました。
私もこの療法はこれからますます求められそうだなと感じました(対人関係療法は心の病気を治す「治療法」ですので、今のところは医師や臨床心理士さんしかできないようです)

ご興味がおありでしたらこちらの本が初心者向けでわかりやすくお勧めです。
   自分でできる対人関係療法



水島先生は著書の中で、この療法は日本人に合っているとおっしゃっています。
私もそう感じます。
なぜなら、日本の生活ほど「人づきあい」が幸福を左右する場所はそうないだろうと思うからです。

また、日本人は昔から、「武士に二言無し」「言わなくてもわかるだろう」「男は寡黙なほうがかっこいい」といった言いかたや考え方があるように、自分のことを語ったりおしゃべりが上手ではないです。
あ、単純に、言葉の文字数が多い少ない、ということだけじゃないです。
自分の気持ちや意思、状況など、行き違いを避けるために最も欠かせない、きちんと相手に伝えておくべき重要な情報を伝えようとしない、ということです。
また、『感情的に話す、自分の話をするのは良くない』 といった考え方もあります。

ちなみに私はかつて約3年ほど英国に住んでいましたが、英語はエモーショナルな言語というのは世界的にも周知の事実になってます。
Emotion つまり、感情的なんですね。
なので、英会話って、上がったり下がったりの抑揚が、日本語よりも激しいし大きいでしょう?
表情豊かに、身振り手振りを加えて話したくなるのが、英語という言語なんですね。
けれど、面白いのは、英語をしゃべってると、気分も高揚して、ポジティブで元気になってくるんですよ。
それは日本語で話している時にはめったにないことです。


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だいぶ昔になりますが、何かの本で、「日本で村八分が生まれた理由」というのをみかけました。
それは日本の気候風土にあるそうです。

日本は、地震や噴火、干ばつや大雨、雪害と、世界でもまれにみる、自然災害が多い国なんですね。
なので日本人は必ずみんなで集まって集落を作り、お互いに協力しあって農作業をするなど生活しなければ、一人や一家族だけで生きてゆくのは相当厳しかったようです。

そして "村" の秩序を保つため、「掟/決まりごと」を作りました。
またその掟を破った人や一家に対して、食料を分け与えたり、病気になっても家が壊れても何があっても助けないといった、厳しい罰を与えます。
それが村八分であり、当時は 『村八分 = 死』 だったのだそうです。


という風に、集団から離れて生きようとすることがどれほど恐ろしいことかが日本人のDNAに刷り込まれていて、しかも延々と引き継がれていってるんですね。
そのため今なお、「よけいなことをいわない」「感情を露わにしない(感情=エゴ。自分の本音や意見を言うと波風が立つ、面倒が起きる)」が美徳、みたいになってます。
さらには日本では出る杭が打たれやすい、ということが、海外でも知られていたりします。


そうした元々の文化に加えてさらにインターネットが登場します。

世の中の変化や動きはどんどんスピードアップし、何かにつけて、速さが求められる時代になりました。
すると時短=効率の良さを競いあうようになり、なのでますます会話(言葉)をはしょってしまうように。


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今の世の中は先行き不透明で、多くの人が不安や不満を抱えてます。
ストレスを感じることが多く、メンタルケアへの関心も高まってきてます。

そして、お金、仕事、結婚や健康について不安になったり悩ませるものというのは、突き詰めると、「孤独=誰も頼れない、当てにならない」 ではないかと思うんですね。

水島先生も、どんな悩みも最後は対人関係に行き着くとおっしゃっています。

例えば親子関係(どんなふうに育てられたか)とか、学校での出来事とか。
それが大人になってもその人の考え方や性格に影響を及ぼすことは誰であっても否定できません。

そして対人関係療法は、そうした人間関係、つまりコミュニケーション(やり取り、かかわり方)に注目し、特にその人にとって重要な人たちとの関係の改善を図ることで心の平和や安らぎ、健康を取り戻そう、という方法のようなんですね。


本の中に、さまざまな事例(先生と患者さんとのやり取り)が掲載されてますが、(もちろんある程度は創作されたものだと思いますが)、そのどれもが「多くの人が何気なく言いがち」なやり取りで、けれどその使い方やタイミングを誤っているせいで、相手の気持ちを害したり、自分のことをわかってもらえないといったすれ違いが起きていることが、よくわかりました。



人づきあいがしんどいのも、人のキモチがわからないせい、と私も思うんですね。

けれどそれはお互い様で、相手もこちらの本当の気持ちや考え・事情ががわからない。
もちろん霊能者であってもわかりません。
もしわかっていたら不満も喧嘩も起きないでしょう。

それでも、せめて「喜怒哀楽」の感情だけはおおざっぱにでも、『こういう場合はこんな気持ちになるんだな?』、『こういうことをしたくなるんだな?』 と予想できれば、円満なお付き合いができます。

そのためには、人や世間を知る必要があります。


人を知るという場合、主に「こういう場合、人はどんな風に考えたり感じたり、行動しやすいかを知ること」 を意味していると思うんですね。
もちろん、どんなふうにとか何が嬉しいか、腹が立つのか、辛いのか、細かな部分は人それぞれになりますが。

それから、『心の豊かさ』 についても、感じ方や知識の種類や表現の多さが多いことを指してる気がします。


けれど問題は、時短時短でより簡潔で要領よく話す会話が好まれ、その結果、自分ならではの気持ちや考えについて話したり、逆に人のを知ろうとしたりしなくなったと思うんです。
なので、その人がどんな人柄なのかは伝わりにくくなります。

そんなこんなで、人のキモチがわからない人が増え、コミュニケ―ションがかみ合わなくなり、そこでストレスや摩擦が起きやすくなったのかも?という気がいたします。
人を知るためには、見るだけでなく(話を)聞くことも欠かせないと私は思います。


例えば状況説明とか、何かの専門知識とか理屈っぽい話を滑らかで、しかも"物知りで頭がよさそう"に話せる人は、10年20年前よりも格段に増えてます。
あとはやばい、うざいと、自分が感じた印象や感想を一言で済ませてしまったり。
(これって幼児言葉みたいですね。「ママ、のどが渇いた(だから飲み物が欲しい。でも牛乳じゃなくてジュースがいい、とほんとは伝えたい、言わなくても察してほしい、ですとか)」みたいな)
絵文字もそうですね。

そしてこういうやり取りは抽象的でおおざっぱすぎます。
まるで、新聞の見出しや本のタイトルだけを見て、中身まで把握できたような気になるのと変わりありません。

けれど感じ方や受け止め方(どこに目をつけるか)知っていること(経験)は、本当は、人それぞれ。
そしてそうした感じ方の違いが、個性を作るんじゃないかな?と私は思うんですね。


*****


そんな風にコミュニケ―ション、つまりたくさんの言葉や感覚・表現を使った意見のやり取り(人とのかかわりや関係性)は、自分らしく生きるため、しいては幸福を感じるために欠かせないものです。

特に、先の対人関係療法では、家族、恋人、親友といった、その人にとって重要な存在、つまり(特にピンチの時に)一番身近で支えてくれる人との関係にスポットを当ててゆきます。
自分のすべてを安心してさらけ出せるような、愚痴や不満を聞いてくれ自分の味方をしてくれたり、励ましてくれたり勇気づけられたりと、ほっとさせてくれる人たちがどれほどいるか?、なんですね。

家庭外の悩みも、この重要な人たちとの関係性が強くしっかりとしたものであれば乗り越えられます。
また家庭内の関係性がうまくいっていなければ、家庭外の日常にもネガティブな影響を与えて、さまざまな悩みを抱えるようになります。


以前私は数年ほど、まったく身寄りがない状態で暮らしてたことがあります。
友達はいましたが、頼るにしても、限度はあります。
何か生活上のトラブルが起きるたび、精神的にも物理的にも帰る場所(守られる場所、安心できる場所)がないことは大きなプレッシャーでとても心細く、心配や不安が絶えませんでした。
緊急の連絡先さえありませんでしたから、引っ越しやバイト、入院手術もままなりません。
思いがけないところで法律の壁が何かと邪魔をしてきました。
そうした不安は焦りを生み、人生を楽しむ余裕を奪い、自分自身も人も信じられなくしました(自分を守ろうとする警戒心から疑心暗鬼になる)。
チャレンジして攻めていくことよりも、自分や自分の生活を安全に守ることに必死でした。
ですからもしチャンスが訪れてもそんな賭けに出る勇気がないために伸び悩んでしまうわけです。


血のつながりがなくても家族になることはできると思います。
けれど、それには10年20年と、長い時間を一緒に共有しなければ、家族にはなれません。
親友もしかりです。
なので、対人関係療法でいう「重要な他者」の存在や関係性が自分に与えるものの価値や大きさを、私はひしひしと感じています。

もしもそういう「自分に万が一何かあったら手を貸してくれたり頼りにできる人たちがいてくれる」という安心がもっと強かったら、私の人生は変わってただろうな~と思います(笑)
もっと大胆で行動的で積極的に生きてこられたでしょう。


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そんなわけで、不安や心配が強いかた。

まずは、親きょうだい、パートナー、恋人、親友との関係性を見直し、絆を深めてみられることをおススメします。
じっくり話せる場を設けて、自分の気持ちや考えがちゃんと伝わるように、話しをしてみてくださいね。
不満でも感謝でも、夢でも、興味があるものでも。

そうして素の自分や自分の個性をさらけ出すことで、相手も安心して自分をさらけ出すことができ、なので絆が深まると思います。
「(こんなに安心して居心地良くいられる)この人を失いたくない、守りたい」という気持ちになるだろうと思います。
いいにくかったら手紙やメモを渡したり、あるいは台本を作ってシュミレーションをしてもいいかも、です。

そうして話してみると、実は思い違いをしていたことに気づいたり、相手の意外な一面が見えたりして、お互いの共感や理解が深まるかもしれません。



数秘的にも21世紀は「3」で、3はコミュニケーション(伝達、情報交換)の数です。

ということで、なんとなくですが、これからますますコミュニケーション(伝達)が注目され、ネットが登場した以前の、あのアナログな付き合いかたの良さが見直されてゆきそうな気がしています。



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