カバラ数秘術のBlog

静岡在住の数秘術カウンセラーによる、数秘術やスピリチュアリズム、メンタルケアのいろいろ

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インナーチャイルドとアダルトチャイルド



去年の暮れ近くから不思議なくらい、機能不全な家族とアダルトチルドレンに関わる話をあちらこちらで見聞きしています。(はるうさぎさんもちょうど被っていたので、びっくりでしたよ! 笑)


はじまりは、『うつの友達が、スピ系カウンセラーに相談に行ったところ、こうなったのは毒親のせいだといわれ、親を憎んだり恨むようなことを言い始めた。 またオーラが見える整体師からもいろいろ助言を受け、すっかりハマって、高い料金を払いながら頻繁に通い詰めている』と、そのお友だちの様子を心配しているかたから相談を持ち掛けられたこと、でした。

(ちなみに、悩んでたりうつ状態にある人ほど、(表向きの見せかけだけであっても)自分に親切で優しくしてくれる人に、見境なく頼ってしまいたくなるもの。
それにつけ込んで商売をしているのですから、だから世間から白い目で見られるのも当然です)


おそらく似たようなセッションを提供している私も、世間からは同業者とみられているだろうと思います(ちなみに上のかたは私の仕事について詳しいことは知りません)

けれどこうみえて、自分なりに、言葉や情報を選んで、心理のプロ寄りな接し方をするように心がけているつもりなんですよねー。
もちろん、予約や講座の受講も絶対に勧めませんし(これは開業当時からの私のポリシー)、誤解を呼ばないよう物品販売もしていませんし、もし一週間後にまた予約をいただいても「もう少し、2、3カ月は様子をみましょう」とお断りしています。
他にも、できるだけ公正公平で、客観的で中立で、現実や事実をゆがめて解釈しないように気をつけたり、ですとか。

なんて自分から弁解しようとするのもかえってうさん臭さを増すばかりですので、ここはみなさまのご判断にお任せします。


とにかく、それからこの分野に再び関心や興味がわいてきました。
そんなこんなでこのお休み中は、関連する本を何冊か取り寄せては読んでみたり、久しぶりに自分でヒプノのワークをしたりしています。

そこで今日は自分の頭の中(記憶)や気持ちを整理するために、インナーチャイルドとアダルトチルドレンをテーマに、書いてみたいと思います。


ただし、最初にお断りをば。

書き方には気をつけてはいますが、人によっては、フラッシュバックが起きるかもしれません。
ですのでもしも不安をお感じのようでしたら、無理や無茶をなさらないよう、お気をつけて。
よろしくお願いします。















*******************


最初に、インナーチャイルドとアダルトチルドレン(チャイルド) という言葉について。

私の知る限りではこれらはいまだ正式な『学術的な用語』でも、もちろん『病名』でもないようです。
またその定義も人によって微妙に異なっています。

で、個人的にはこう解釈してます。


インナーチャイルドとは、誰の心の中にもある6,7歳くらいまでの童心、子供っぽい部分。
その人が大人になってからの、人格(性格。つまり言動や態度、価値観や信念など)の根っこになっています。
またインナーチャイルドは、大人のように理性や知性(知識)、分別が足りてないので、感情や情緒・気分で反応します。

そして幼少期や学生時代にショックだったり辛い経験をしたせいで、自分のインナーチャイルドが傷ついたり不活発なまま、身体だけが大人になっている人が、アダルトチャイルドもしくはチルドレン(略してACとも呼ばれます)。

ACの傾向が強い人ほど、大人になって社会に出て、いろんな人たちと交流したり活動していく際に、人一倍生きづらさを感じたり悩みを抱えやすいです。
それは、インナーチャイルドが不健康な状態のままだから。
なので些細なことで傷つきやすく、自尊心が低く、生活したり自分で自分の人生を築いていくことにも弱気で消極的になり、心を閉ざしていく。
そうして心の病にかかりやすくなってしまいやすい、と私は感じています。

ちなみにHSP(Highly sensitive person)も、インナーチャイルドの傷(幼い頃の経験、そこから生まれた誤った思い込みや習慣)と深いかかわりがあるように感じます。
生まれつきというよりも、後天的な(つまり治せたり改善できる)。


私自身も、家族としての機能が健全ではなかった家庭に生まれ、そして成人後、人生最大の挫折(汗)を味わった際、他の人よりもひどく心的ストレスやダメージを受けたことがきっかけで、その疑問を解こうとしたり対処方法を学んでいくうち、初めて自分はACだったと気づくことになりました。


私の過去をかいつまんでご紹介しますと

うちの母は私が7歳の頃にがんを発症(海老蔵さんたちのことは他人事とは思えませんでした)。
一人で県外にある病院に長期入院しており、うちは貧しかったし新幹線もない時代で、その間お見舞いに行って会えたのは一度だけでした。 電話も遠距離は高いし母も寝たきりなので使えず。
退院後も自宅で闘病を続け、痛みに唸り声をあげて七転八倒しながら病院に担ぎこまれる姿も何度も見ています。
恐ろしくて足が震えていたのを覚えています。
入院中は父一人で仕事の合間に家のことを切り盛りし、私と妹の面倒を見ていました。 頼れる知人も親戚もいなかったので。 長女の私はしょっちゅう叱られ、ぶたれました(妹はまだ小さくしかも父になついてたせいと思います)
そしてうちは母の病気からますますおかしくなりはじめた気がします。
ちなみに母は奇跡的に回復、再発もありませんでした。
また私は専門学校に通うため、お金を貯めて家を出て、それから留学の3日前までの10数年間、合計一週間ほどしか実家にいたことがありませんし、連絡もめったにしたことがありませんでした。
でもこれも、世間では普通で当たり前のことと思っていました。




母とのかかわりで今でも忘れられない記憶は、イギリス留学を終え、2年半ぶりに日本に帰国して(資金の節約のために我慢してた)、実家に戻ってきた時のことです。

パリ経由の飛行機に乗ったら運悪くストの影響でパリで数時間の足止めを食らい、疲労困憊しながら、ほぼ2日がかりでようやく家に着いたのでした。
もちろん心配させないようあらかじめ電話しておいたので、このことは母も知っていた上でのやり取りです。



無事家に到着。
すると母はほとんどうわの空で、私と目線を合わせることもなく一言「お帰り」といったまま、それからは会話が途切れ、家の中を動き回って何かをしていました。
私はというと、久しぶりの日本と実家にウキウキしながら、スーツケースを開け、合格証書を母に見せました。
「帰国したらお母さんにアロマセラピーをしてあげるんだ。痛みを楽にしてあげられるんだから」と自分に言い聞かせ、それを愉しみにがんばって、もらえた合格でした。
(ただこれは、そうして日本や母親を美化することで自分を励ますための口実にしてたのだろうと思われます)

すると母は開口一番、私にこういいました。
「そんなの見せられてもねぇ。私には英語なんてわからないから」
そして母は、言葉を失った私と私がかざして見せている証書に目もくれず、立ち上がって、何事もなかったかのように話題を切り替え、自分の用事をし始めたのでした。

また、スーツケースには精油も入れてありましたので、その香りが部屋に立ち込め始めました。
すると母は顔をしかめて、「何このにおい!? トイレの芳香剤みたい! あー、くさいくさい。 嫌だー、早くあっちにもっててちょうだい!」
そしてその数日後、二階の自室で使ってても臭いということで、家の中ではアロマ禁止になりました。

でも行くところがなく、これから実家で世話になる以上、文句はいえません。
そこで、愛してやまないアロマセラピーを私は、嫌がる親にはさからない・親不幸になることはしてはいけないと、あの時本当に涙ながらに、封印したんです。
(でもその後、上京してアロマセラピーのサロンをもちますが、親が病気になって長女として面倒を見なければならなければとサロンを閉じ、再び実家に戻って同居し始めました。アロマセラピーの仕事はこの時点であきらめました)

つまり、母は何をどうしてもけなす、馬鹿にする、からかうような物言いをする人で、父親の愚痴や不満も「あのハゲはまったくもう」「酒飲みで稼ぎも少ない能無し」と物心ついたころから私に聞かせ続けたために、私は父を軽蔑し、大嫌いになりました。
また長女なのだから親の言うことは聞くのが当たり前、母が溺愛していた妹のわがままにも我慢しなさい(何事も妹優先だった)等々を私に言い続け、躾けてきたのですね。
もちろん本人はこれが深刻な事態を招くとは思ってもいないはずですし、よその人から見ればごく普通の親で会話で、家庭だったと思います。


今思えばこういう出来事や自分のとった行動、考えかたは、アダルトチルドレンあるある話なのですが、けれどそうした知識がなかった当時の私は、親の為なら子供は(ましてや家を継ぐ長女は)たとえ自分の人生を変えてでもいうことを聞くのは当たり前のこと、親孝行でよいことだと、本気で思い込んでいたのです。
適応障害になって、『何かがおかしい?』と気づくまでは。
今思えば、自分が自分を「このままじゃだめだ」と助けようとして、病を起こしたのではという風にも感じます。




諸説ありますが、実は全体の半分、なんと5割以上が、機能不全な家庭と言われてます。
自覚していないだけで、実際には多いんですね。
けれどそれは、最近よく見聞きする家族や親族間での争いや犯罪の増加が、機能不全家族の多さや深刻さを物語っているように思えます。


そしてこれはとてもとても大事なことなのですが。
家庭や家族関係を機能不全にした親たち(そしてその親に育てられたきょうだいたちも)もまた、ACなんです。
親から子へと、世代間伝播されてきたものということ です。
(スピリチュアリズムでは、家系の因縁、業やカルマといわれてますね)。


『毒親』がブームになり、この言葉や知識が世間に浸透しました。
確かに私も、この八方ふさがりな生きづらさの始まりは親(母)の育て方にあったと、一時期、親を悪者扱いする毒親の本を読み漁っては、親への恨みを募らせたことがあります。

けれども、どれほど親を恨んでも憎んでも、それで自分の過去や人生は変わるどころかよけいひどくなりました。(このことをある友達に話したら軽蔑され、そのまま縁をきられたことも忘れられません 苦笑)


一度、自分の思いを手紙を書いて、親にぶつけたことがありました。
が見事にスルーされまして、もちろん謝ってくれることもありませんでした。

なぜなら母にしたら、それでも自分なりにせいいっぱいのことをしたという考えしかないから、です。
(こうした手紙作戦もうちのような結末になることは一般的なようです。 ただこれをしただけでもだいぶスッキリはしました。言っても駄目だと諦めがついたと申しますか)
もちろん、その後の接し方や態度も変わりませんでした。(これはよくあることと精神科医の先生にも言われました)


そして私は母のこうした反応にさらに苦しみました。
母と関わるたびに軽めのパニック発作が出たり、うつが悪化しました。
それは、手紙を読んでもらうことで、「これで私のことをわかってくれるんじゃないか? 大変だったね?って言ってくれるんじゃないか? 変わってくれるんじゃないか? 親なんだから子供のためならしてくれるんじゃないか? もっと親子らしく仲良くなれるんじゃないか?」といった期待をもっていたからと思います。

ただ、年齢もありますが、ある程度の年になるともう性格は出来上がっているので、記憶喪失にもならないかぎり、簡単には変わりません。

とにかく切羽詰まった状態でしていた期待が裏切られたとき、私は「もうだめだ。自分はもう救われない。どこにも救いや居場所がない」と、絶望的な気持ちになりました。
あのような精神状態になれば、人によっては、親に復讐しようと手をあげたくもなるのもわかります。


といったことが起きないように、自分や自分の言葉がそのきっかけにならないように。
なので、相談を受ける側は、親を恨んだり憎ませるように仕向ける発言やアドバイスは、決してしてはいけないと思ってます。


くりかえしになりますが、人は簡単には変わらないもの。
へたな希望などをあおりながら与えれば、そのかたは必死なあまりその言葉を信じ、するとますます無理をさせ、そうしてやはりダメだったと気づいたときのショックは、いかばかりか。
むしろ作戦が失敗した自分がさらに惨めで情けなく思えてしまい、私のように病気にさえさせてしまうことにもなりかねません。


ということで、「親の育て方のせいにして恨む」のはむしろ、逆効果で、ますます自分を苦しめてしまうと思っています。

また、だれも好き好んでACにも心の病にもなりませんし、そうして苦しんでいる人のことを面白おかしく揶揄したり冷たく切り捨てる人のほうが、本当はよほど、インナーチャイルドの傷が深くて深刻なはずです。




ですから、人の心の奥深くに関わる仕事をするのであれば、自分の知識や経験レベルに対して謙虚で自重しようとすることは不可欠と思うんです。
気づいていないだけで、この世には、自分が知らないこと(もっとハイレベルなこと)は山ほどあるのですよ。
だから、専門的なことも含め、常に勉強することや、その意識や姿勢を持ち続けることが欠かせないんですよね。


ただし、ACに気づいた初期の頃とかでは、長年溜め込んでいた怒りが噴出し、憎しみや恨みの感情も出てくるのは当然!
そして「回復、再生や復活」には、まず最初に、(1)こうした感情のカタルシス(浄化、片づけ)を起こして、吐きだす必要があります。
で、吐きだせば吐きだすほど怒りは治まってくるんですね。
ですから、そうした理由で期間限定でなら、怒りや憎しみ、不満を大いに抱いても大丈夫だしOK!と思います。
恥ずかしいとか、いけないなんて、思わなくて良いんですよ。

ただ、さんざん吐きだして空っぽになったら、次に、(2)過去を振り返って (前もって怒りや不満をできるだけ吐きだしておかなければここで暴発してしまう。フラッシュバック、暴露療法)、大人になった自分の公平な目で事実関係を検証をします。

そうして自分自身の過去に対する印象を修正を終えてから、次に、(3)どこをどんなふうに変えてゆきたいか? どんな自分になりたいか? どんな人生にしたいか? を考えて、実行してゆきます。

この(3)の最終段階に至るまで、私の場合、10年かかりました。
当然ですよね。
こういう思い込みで数十年生きてきたので。


で、ここまでくると、自分の生い立ちについて考えたり思い出しても、腹が立ったりイライラすることもなくなります。
むしろ逆に、あの経験があったからこんな良いこともあるといった、ポジティブで肯定的なとらえかたすら自然にできるようになりました。


***


ということで、長くなりましたので今日はここまで。

今後、自分でできるワーク等、そして実は生まれ日にこうなることが暗示されていたというお話も、ご紹介してゆければと思います。




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