今、話題になっている本です。
職場で起きがちな人間関係のトラブルについて、著者のカレー沢さんが、ピリ辛のブラックユーモアを交えて対処方法を教えてくださっています。
クスッっと笑えただけでなく、これは使える!といったアィディアが満載で、私からもおススメです。
今日はこの本の中から、「他人の成果(手柄、アイディアも)を堂々と横取りし、自分の手柄や利益にしても全く気がとがめない人への対処法」から一部をお借りして、ご紹介してみたいと思います。
私も自分に何年もしつこくつきまとっては人のコンテンツを無断で模倣しているストーカーブロガーに対して、これほどくりかえしはっきりと断ったり関わりを避けようとしているのに、「どうしてこんな酷いことが平気で出来るんだろう???」と不思議でなりませんでした。
がこの本を読んで、世間にはそういう人が一定数いるようだとわかり、少し気持ちが楽になりました。
そして、このカレー沢先生をしても、こういう人はやっぱり タチが悪い、"どうしようもない人間" なんだなと思いました。
うちの弁護士さんも、「この人は人としておかしいです」と呆れながらおっしゃっていたように。
「手柄を横取りする」とは どういう状況か考えてみよう。
自分が獲って机に置いておいたセミを、ちょっと目を離した隙に、隣の席のヤツが口にくわえていた、と言うなら普通に「窃盗」なので訴えやすい。
そうではなく、職場で起こる手柄の横取りとは、
アイデアを同僚に言ったら、それを同僚が さも自分のアイデアのように発表していたり、
上司に企画書を出したら上司が自分の企画のようにクライアントに提出していた、
という現象である。
何しろ相手が先に自分のものとして発表してしまうため、後から「それは俺のだ」と主張しても、逆に自分が横取り野郎と思われるリスクがあり、さらに相手が上司となると訴え出ることすら難しく、泣き寝入りするパターンが多いと言う。
そういう横取りタイプに共通するのは、横取った相手の前で、「これは俺の手柄だ」と名乗りを挙げる点だという。
普通、人から何を盗んだら、盗んだ相手にバレないように、セミならポケットに隠すなどするはずだ。
しかし横取り野郎は、隠しもせず、盗った相手の前で
「これ俺が獲ったんやで。でかいやろ?」と周りに触れ回っており、
盗られた相手は「なぜ、そんなことが平気で出来るのか?」と、怒り以前に唖然としてしまうと言う。
どうして相手がそんな態度をとれるのかと言うと、
服を着ているのが不思議なレベルの恥知らず
というわけではなく、
「本気で自分の手柄と思い込んでいる」場合が多いそうだ。
(※ ココの強調は原文のままです)
このように、本気で自分の手柄と思っているため、「こいつは盗人だ」と告発しても向こうはきょとんとするばかり
で、泥仕合か、最悪こちらがに盗人にされてしまう。
盗んでいる自覚がないということは、何度でも無意識に同じことをする、ということ
なので、一度横取りされたら今度その一つの人間と関わる時は慎重になるしかない。
アイディアは軽々しく教えないか、「次は食べる廃油がくる」など、偽アイディアを掴ませるなどしよう。
相手が上司だとそうはいかないと思うが、その場合、他の部下の手柄も常習的にギっているはずである。
そういう人間がいつまでも問題にならないとしたら,
その会社自体が獲るか獲られるかの 『ゴッサム企業』すぎるので、
転職まで考えるべきだが、
まともな会社ならそのような行動は噂になるし、人がついてこず、いずれ立場を失うだろう。
よってその時、総攻撃を仕掛けられるよう、まずはギられた者同士 被害者の会を作り、"盗品リスト" を作って準備をしてみてはどうだろうか。