カバラ数秘術カウンセラーのBlog

数秘術歴18年 数秘33のカウンセラー兼スピリチュアリストのブログです。 数秘術や宿曜、スピリチュアリズム、日々のこと。 自由気ままに書いています。

試練や苦悩のごほうび


一年ほど前に腰を痛め、それから半年以上してようやく自転車に乗って出かけられるようになりました。


最初はおっかなびっくりでした。
というのも、まだその頃は骨盤周りがグラグラしていて、ゆっくりと慎重に動かなければならなかったからです。
たとえば、もしも横からひょいっと人が飛び出してきて咄嗟によけようとしたものなら、あの頃は転んでいた(転ぶしかなかった)んですね。
それは転ばないようにしようと体に力を入れるとか、身体をひねるととたんにぎっくり腰が起きて、その場で動けなくなってしまうから。
なら、そのまま無抵抗に転んだ方がマシだったという。
そしてこうなると、自分で救急車を呼ぶか、誰かに車で運んでもらうしかない、といった状態になります。


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生活に必要なものは、ネットショッピングを使えば自宅にいながら調達できました。
とはいえ、銀行に行くとか、自分が出向かなくてはいけない用事は意外と多いです。
家族がいなければなおさらです。
しかもあの頃は腰をかばって膝まで痛みが出ていたし、まだ車の座席にも座れなかったので(乗るなら寝るしかなかった)タクシーもバスも使えず。 なので、歩いていくこともままならず、自転車だけが頼りでした。


とにかくそういう状態ですから、もしバランスを崩してもすぐに足を着けて止まれるよう、ペダルはできるだけゆ~~~っくり漕いで。
すると後ろから来た人たちに次々と追い越されます。
邪魔になるので端っこを走るんですけど、でもその時、ぶつかられやしないか?と冷や冷やしながら乗ってました。


そしてその時、この年になってようやく あることに気づきました。

どうしてお年寄りがあんなにゆっくり自転車をこいでいるのか?、の理由です。


腰やひざが悪くて歩けない/痛みや不具合、老化で体が思うように動かない/荷物が重くて持てない等

でも出かけたい

自転車にのる

転んでケガでもしたら大変(手術や寝たきりになることもある)

怖い、不安、痛い

慎重になる

できるだけゆっくり走る


自分が足腰を悪くして初めて、もしかするとそういう理由なのかもしれないと思い浮かんだんですね。
だからゆっくり漕いでいるんだと。


けれどそうした事情など思いもよらない人たちほど、そんな高齢者をバカにしたり邪魔扱いします。
ご本人たちにしてみたら、それが今、人の世話にならずに自分一人でできることのせいいっぱいだったりするかもしれないのに。


とにかくそれからは、ゆっくり自転車を漕いでいたり、歩いている高齢者をみかけたら、驚かしたり怖がらせないようスピードを落とし、またできるだけ距離を離して追い抜くようにしています。



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レジとかで横入りしている高齢者も見たことがあります。
でも今の私は、なんとも思いません。
なぜなら高齢者を見かけると反射的に晩年の母の姿を思い出し、重ねてしまうからです。


高齢者と過ごす時間が多いかたならご存じと思いますが、年を取るほどに、お年寄りはわがままな子供に帰るんですね。
自分の欲する物事を実行することだけしか頭になくて、なので理屈とか。
ということは、周りがどう思うかとか、迷惑かけるんじゃないかとか。
そうした相手の側に立った気配りや配慮(マナー)には考えが及ばなくなってしまうもの。
これは加齢による認知の衰えのせい。
ましてや自分から望んでそうなったわけでもありません。


また、母もそうでしたが、列に並んで、立って待つのは本当に辛そうでした。
特に膝を悪くした70代頃からは。
そしてそれは去年の私もそうでした。
「お願いです、先に譲ってください」といえるものなら言いたかったです。
でもそんなことをしたら「図々しい」と言われたり白い目で見られそう、恥ずかしい。
なら我慢した方がマシだと、額に脂汗を浮かべつつ、痛みをこらえながら必死な思いで列に並んでいたんです。
けれど周りにいた人たちは誰も、まさかそんな状態だとは思いもよらなかったでしょう。
ましてや見た目は中年で五体満足で、自分で動けたりもしているわけですから。


そんなこんなで、健康な世代から見て「常識がない」「マナー違反」になることでも、お年寄りは躊躇なくできてしまうのだろうと思います


とにかく、母もそうでしたが、年がいくほどに、ちゃっかりしてきました。
とぼけたふりをして、ズルします。
でも、本人も平気でしてるわけじゃないと、私は感じてました。
そうしなければならないから、罪悪感や恥ずかしさを感じつつしかたなくしてたりするのが、それもよく見ているとわかるんです。
それは、目が合うと「えへっ」とするので(笑
これは「ごめんね、でも大目に見てね」というポーズでした。


といった経験があるので、なので私は、若い人より体のハンデがあるお年寄りのしたことを、批判したり責めるとか、冷たくできません。
むしろ人助けをしてる、喜ぶことをしている(楽をさせてあげてる)、徳を積んでいるとさえ思ってます。
それくらいのことなら、喜んで譲ってあげたほうが自分だって「えへへ、今日はいいことをしたぞ♪」なんて、気分が良いものなんです。
もちろん、イライラしたり腹を立てることもありません。
WinWinです。



大目に見れる、水に流せる。
つまり、許せるかどうか?というのは、個人個人の寛容さによるもので、「こうでなくてはいけない」「こうあるべき」という万人に共通する物差しなどないと私は思っています。

そこで「私の場合は」というと、一人くらいお年寄りを先に入れてあげたところで(さすがに5人10人は無理だけど)、それで自分がとんでもない害や損を被るわけでもないですし、70年80年を生き抜くことって本当に大変なことだから(しかも戦争に振り回された)というリスペクトや情もありますので、横入りされてもなんとも思いません。


もちろん、もしかしたら、本当にズルい人もいるかもしれません。
でもかまいません。
小さいながらも、これもまた、誰かを喜ばせたり役に立てることですから。
それに、上でも書いたように、「やったー、いいことしたぞー」と自己満足に浸れて気分がいい から(笑
だいたい、高齢者へのこうした甘やかしが何かしらの害になるなんて思えなくて。


それに、目の前にいるお年寄りたち、あとどれくらい生きられると思いますか?
その人たちはあと何年、何回、自分一人で出歩けると思いますか?

なんだから、少しくらいの甘やかしならしてあげたっていいじゃない!!って思うんです。


ですので、こういう勘違いなら、ズルされても、私はぜんぜんOKです。

何より、相手の事情や理由もわからないのに、見た目や自分の理屈や常識の基準だけで、人をバカにして見下したり悪者扱いするようなことはしたくありません。
それに、そんな自分だってある日突然病気になったりケガをしたりして、高齢者のように自由に動けなくなるかもしれないんです。
もちろん高齢者にだってなります。
どれほどみじめで情けなくて恥ずかしくても、いつかは、「助けてください」「気持ち悪いからおむつを取り替えてください」と、誰かにお願いする時が来るんですもの。


なのに、見知らぬ人たちから「図々しいババァ」などと冗談であってもそう呼ばれたり思われたら、私だったらショックで胸が張り裂けそうになるだろうと思います。大げさじゃなく。(しかたなく書いたけれど、こういう品のない言葉遣いって書くのもめちゃくちゃ恥ずかしいf:id:kabbalah-suuhi358:20181122151953g:plain


それにこういう態度や行動って罪作りだとさえ思います。
なぜなら、そんなことをしない選択肢だってできたはずだから。
自分の未熟さやうっぷんを見ず知らずの、しかも弱い人にぶつけて晴らそうとしています。


言葉には力(パワー)があるって言いながら、その言葉で誰かの心を逆なでして、傷つけたり怒らせて。
するとご機嫌斜めのその人はまた他の人も不愉快にさせて。
それでいて「今の時代はギスギスしていて住みにくい」というのは、それは自分たちこそきっかけや原因を作ってるんじゃない?、変じゃない?って、私は疑問なんですよね。



***



あれが嫌だ、あの人が嫌いだ。

この世の嫌なことの多くは、自分で作ってたりするもの。
しかもそんな嫌な人やことだらけの人生や日常を生き続けるのは、私なら辛すぎますっ。


反対に、あれも好き、これも楽しい。
そう思えると、この世は天国になります。
死にたいなんて思えないでしょうし、きっと、この幸せをキープしたい!って頑張るでしょう。


そんな私も、少し前までは、余裕がなくて、心が狭い人でした。
でもこの一年、思うように動けない私を、友人たちの他、見ず知らずの人たちも同情し、優しく親切にしてくださいました。
それで自分の人間の小ささに気づかされまして。


もう二度とご免ですけど、ある日突然、自分の力だけでは生きていけない弱い立場に立たされ、恥ずかしさや情けなさ、痛みや苦悩から思いがけなく得たものは、「ちょっとのことではいら立ったり怒りにくくなった」、「温かく優しい気持ちさえ持てるようになった(おおらかさや寛容さ)」というご褒美でした。



めったなことではイライラや怒ることがなくなった分、ますます、心穏やかで楽しく過ごしていられるようになりました。


でももう二度とあんな苦しい思いはご免です。

大切なことなので、二度言いましたよ( ̄▽ ̄)


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